目次
ニュースやドラマなどで、「前科」という言葉を見聞きしたことがある方も多いでしょう。しかし、前科について漠然としたイメージを持っていても、誤解をしている方は少なくありません。
そのため、逮捕されてしまった経験のある方が、自分には前科が付いてしまったと勘違いしてしまったり、罰金刑を受けてしまった方が、自分には前科が付いていないと勘違いしてしまったりすることがあります。
ここでは、前科の意味や影響、前科を付けないためにはどうするべきか等について解説します。
前科とは
前科は法律上の用語ではありませんが、刑事裁判で有罪判決を受けて、その判決が確定した履歴のことを意味しています。勘違いをされることも多いのですが、逮捕されたときに前科が付くわけではありません。もし逮捕されたとしても、冤罪であり有罪判決を受けなければ前科は付かないのです。
一方、逮捕されずに在宅起訴された場合であっても、有罪判決を受ければ前科が付いてしまいます。
前歴とは
前科と似た言葉で、「前歴」があります。言葉は似ていますが、前歴は前科とは異なり、警察等の捜査機関から捜査対象にされた履歴です。これは、誤認逮捕された場合等であっても付いてしまうため、前歴があっても犯罪者であるとは限りません。
なお、前歴について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
前歴とは