父親に対する脅迫事件で勾留決定に対する不服申立をして、身柄釈放となった事案
- 依頼のタイミング:
- 逮捕時
- 事件・罪名:
- 脅迫事件
- 被告人の属性:
- 50代
- 会社経営
- 男性
- 弁護士法人ALGに依頼した結果
- 身柄釈放
事案の概要
被疑者は、会社経営者であるが、父親と確執があり、父親に対して殺害をほのめかす文書を送る等して、脅迫罪で逮捕された。
弁護士方針・弁護士対応
被害者が父親であること、脅迫文言が殺害をほのめかすという態様であることなどから、勾留を防ぐことは困難と思われたが、依頼者が勾留されるとなると、依頼者の事業が立ち行かなくなることを訴え、勾留阻止のための活動をした。
弁護内容やポイントなど
本件のような事案で、検察官が勾留請求をしないということは、まず考えられなかったので、勾留を阻止するには、勾留質問を実施する裁判官を説得することが最重要と考えた。裁判官を説得する材料として、被害者である依頼者の父親と面談し、父親としても、依頼者の事業がなりたたくなるような結果までは望んでいないことを書面化したものを提出するなどした。
残念ながら、勾留質問を担当した裁判官は、依頼者に対して勾留決定をしてしまったが、勾留決定当日、即座に準抗告を申立てた。そして、勾留決定された当日の夕方、準抗告を担当する裁判官と面談し、強く釈放を訴えた。
解決結果(判決・示談結果など)
勾留決定に対する準抗告の申立てが認められ、依頼者は釈放された。
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