解決事例

勾留決定に対する不服申立をして、身柄釈放となった事案

依頼のタイミング:
勾留決定後
事件・罪名:
道路交通法違反
被告人の属性:
20代
会社員
男性
弁護士法人ALGに依頼した結果
身柄釈放

事案の概要

依頼者(外国籍)は、無免許運転をして逮捕、勾留された。

弁護士方針・弁護士対応

飲酒運転、無免許運転、ひき逃げ等の交通事犯は、弁護士が勾留を防ぐ活動をする、勾留された場合でも不服申立てをすれば、釈放となる事例が多数ある。今回、勾留された依頼者は、特に前科もなく、無免許運転という、被害者も存在せず、証拠隠滅の可能性が低い事案で、勾留されていた。

前科が無い者の無免許運転で、勾留されているという自体に違和感を覚え、不服申立てにより依頼者を釈放することを目指した。

弁護内容やポイントなど

裁判官が依頼者を勾留してしまった理由として、推測できることは、依頼者が外国人であったことを過度に重視したからではないかと思われた。たしかに、外国人の場合、帰国されてしまうと、処罰することが難しくなるため、検察庁や裁判官が身柄釈放に及び腰となることは、一定程度は理解できる。

しかし、同じ外国人でも旅行で短期滞在を予定している者か、生活の本拠が日本にある者かで、帰国されるリスクは全く異なる。

本件依頼者は、幼少期から日本で生活し、日本の会社で働いており、親も日本で暮らしており、母国に帰国しても生活するところはないということで、生活の本拠は完全に日本といえた。そのため、不服申立て書では、依頼者の生活の本拠は、完全に日本であり、母国に逃亡するといったおそれは無いことを論じた。

解決結果(判決・示談結果など)

不服申立が認められ、依頼者は釈放となった。不服申立を担当した裁判官も、勾留を認めた裁判官の判断は誤りであったと思ったと思われ、当該依頼者に勾留を認めたことは申し訳ないとの趣旨にとれることを述べていた。

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