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セクハラを受けた時の上手なかわし方とは?撃退する5つの方法


セクハラ被害に遭い、日々辛い状況にいるにも関わらず、会社や学校などに居づらくなったり、相手との関係性が悪くなったりするのを恐れて、行動にうつすことができず堪え続けている方がいます。
何も行動せずに放っておくと、セクハラは延々と続き、肉体的にも精神的にもさらなるダメージを負うことになります。
セクハラに対するひとまずの対処として“上手くかわす”という方法が考えられます。
そこで、本記事では・・・
- セクハラをする人の心理とは?
- セクハラを受けたときの上手なかわし方
- うまくかわしてもセクハラが続く場合の対処法
など、セクハラをする人に対する上手なかわし方についてわかりやすく解説していきます。
目次
セクハラの定義や典型例
セクハラとは、「セクシャルハラスメント」の略称で、相手の意に反する性的言動によって、働くうえで不利益を被ったり、性的な言動によって就業環境が妨げられたりすることをいいます。
セクハラは、「対価型セクハラ」、「環境型セクハラ」、「制裁型セクハラ」、「妄想型セクハラ」と大きく分けて4つに分類されます。
それぞれの概要や典型的な例は次のようなものになります。
セクハラの類型 | 概要 | 典型的な例 |
---|---|---|
対価型 | 性的な言動に対して相手が拒否した場合に労働条件などへ不利益を与えるセクハラ |
|
環境型 | 性的な言動を受けたことで就業環境が不快なものとなるセクハラ |
|
制裁型 | 性差別的な価値観に基づいて、異性に対して圧力をかけるセクハラ |
|
妄想型 | 相手が自分に好意があると勝手に決めつけて言動を行うセクハラ |
|
セクハラをする人の心理とは?
セクハラする人の心理として、女性は男性より下であるという男尊女卑な思考の者が多い傾向にあります。男性である自分のほうが優れているという思いや、力や立場が弱い相手に力を誇示したいという思いからセクハラ行為に及ぶケースがあります。
また、満たされない性的欲望をセクハラによって発散させているケースもあります。
普段異性と接触することが少ないため、優位な立場にいられる職場や学校などを利用し、異性と性的に関わろうとしてしまうのです。
そのほかにも、コミュニケーションの一環として性的な言動を繰り返す人もいます。単なるコミュニケーションと思ってセクハラ行為をする人たちの中には、自分はそのような言動が許されるキャラだと勘違いをしてセクハラ行為に及んでおり、自らが加害者である自覚がない人もいます。
セクハラを受けたときの上手なかわし方5選
セクハラを受けたときに上手くかわすには次のような方法が効果的です。
- 尊敬していたのにショックだと伝える
- 達成不可能な交換条件を提示する
- オウム返しのように疑問形で返す
- 無反応で距離をとる
- セクハラであることを明確に伝える
次項でそれぞれ詳しく解説していきましょう。
①尊敬していたのにショックだと伝える
セクハラ被害に遭った際に、「尊敬していた○○先輩に、そんな卑猥な言動をされるなんてショックです…」といったような言葉を伝えてみましょう。
特に目上の人や先輩がセクハラ加害者の場合に、効果的な方法です。決して、攻撃的に言うのではなく、落ち込んだように言ってみてください。
セクハラ加害者も、「そんな風に思ってもらっていたのに、なんてことをしてしまったんだ…」と自分自身の今までの言動を反省し、あらためようとする可能性があります
②達成不可能な交換条件を提示する
性的な行為を要求された場合には、達成不可能な交換条件を提示してかわす方法があります。
例えば、「俺の愛人になってよ」、「ホテル行こうよ」などと言われたときに、「3000万円現金でもってきてくれたら考えます!」、「代わりに1億円いただきますよ」というような無理難題を言うのです。
大げさな条件を明るくテンポよく言うのがポイントです。応じないという態度を見せつつ、角が立たないように断る方法として有用です。
③オウム返しのように疑問形で返す
セクハラ加害者から性的な発言をされた時には、そのままオウム返しのように疑問形で返す手法があります。
例えば、「恋人できた?」と言われたら、「え?恋人??」、「え?なんて言いました?」と疑問形で返します。何度も聞こえないふりをすると相手は聞く気が失せますので、聞いてこなくなるでしょう。
また「なぜ結婚しないの?」と言われたら、「どうして結婚したんですか?」とそのまま疑問形で返すのです。すると、自分の話ではなく、相手の話に移るので、かわすことができます。
④無反応で距離をとる
セクハラをされても反応せずに距離をとるという手もあります。
セクハラ加害者の中には、セクハラをされた人が慌てたり、恥じらいを見せたりといった反応をするのを期待してセクハラをしているケースがあります。
最初は嫌な気分を表に出さないよう我慢しなければいけませんが、無反応を貫くことで、つまらなく感じたセクハラ加害者がセクハラをしなくなることがあります。
⑤セクハラであることを明確に伝える
婉曲に対応しても伝わらないセクハラ加害者には、今までの言動がセクハラにあてはまること、やめて欲しいことをはっきりと伝えましょう。
相手がコミュニケーションの一環のつもりで性的な言動を繰り返している場合、セクハラにあたることや、あなたが嫌がっていることに気付いていない可能性があります。
きっぱりと告げられることで、自らの言動がセクハラであること、迷惑をかけていることに加害者が気付いて、今まで行ってきたような性的な言動をやめる可能性があります。
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上手くかわしてもセクハラが続く場合の対処法
セクハラに遭い、上手くかわそうとしてもセクハラがやまない場合もあります。セクハラが続く場合は次のような対処法を実践してみてください。
次項より詳しく解説していきます。
第三者に相談する
セクハラがなくならない場合は、第三者に相談することを検討しましょう。もっとも、セクハラについてどこに相談したらいいのかわからない方もいるかと思います。
セクハラを受けた際の主な相談窓口として、次のような相手が考えられます。
- 信頼のおける上司
- 社内や学内などの相談窓口
- 労働組合(ユニオン)
- 都道府県労働局「雇用環境・均等部(室)」
- 労働基準監督署「総合労働相談コーナー」
- 法務省「女性の人権ホットライン」
- 法務省「みんなの人権110番」
- 弁護士 など
慰謝料を請求する
セクハラ被害に遭って精神的苦痛を受けた場合は慰謝料請求ができます。
まず、加害者本人に対して慰謝料を請求することができます。また、職場でセクハラ被害に遭った際は、事業主に対して金銭の請求ができる場合があります。
加害者が仕事の中でセクハラ行為をしたために事業主が使用者としての責任を負う場合や、事業主の対応自体が債務不履行ないし不法行為となる場合が考えられます。
そのような場合には、事業主に対する金銭の請求ができるのです。
セクハラの慰謝料相場は、だいたい30万円~300万円程度と考えられています。
相場の金額に幅があるのは、両者の関係やセクハラ被害を受けた期間、セクハラの被害状況など、被害者の被った精神的苦痛の大きさによって金額が変わってくるからです。
「自分の被害状況の場合、慰謝料相場がどのくらいなのか知りたい」、「自分の被害に見合った慰謝料を請求したい」とお考えであれば、弁護士に相談・依頼して進めることをお勧めします。
セクハラ被害で弁護士に依頼するメリット
セクハラ被害に遭った場合は、弁護士に依頼して進めることをお勧めします。
弁護士に依頼すれば、次のようなメリットがあると考えられます。
- セクハラ加害者や会社との間で代わりにやりとりや話し合いをしてもらえるので、精神的負担が軽減できる
- セクハラ行為をやめるように要求する通知を送るなど、適切なサポートを受けられる
- 慰謝料請求するために必要な証拠収集についてアドバイスがもらえる
- セクハラ加害者本人や会社に対し、あなたが本気で対処しているというプレッシャーを与えられる
セクハラを切り返すときの注意点
セクハラ行為に対して言い返すときは、セクハラ加害者を追い詰めすぎないように注意してください。セクハラ被害に遭い、腹立たしくなる気持ちはとても理解できます。
しかし、罵ったり、侮辱したりするような言い方をして相手を追い詰めてしまうと、逆上した相手が思ってもみない行動に出る可能性があります。
追い詰めすぎたことによって、相手がその場で逆上するだけでなく、他人なども巻き込み大ごとに発展させてしまう可能性もあります。
セクハラに言い返すのは、相手に怒りをぶつけるのが目的ではなく、セクハラをやめさせるのが目的だということを念頭において、冷静に、かつその場の空気をよく見極めて対応しましょう。
セクハラをしてくる相手に対しては、怒りをぶつけるのではなく、慰謝料請求などの法的な請求で対処しましょう。
セクハラ加害者の逆恨みに関して、下記ページで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
セクハラで泣き寝入りしないために、弁護士法人ALGがサポートいたします
本記事では、主にセクハラ被害に遭ったときに上手くかわす方法を解説してきました。ぜひ一度、参考にして実践していただければと思います。
これらの方法でもセクハラ被害が収まらない場合は、ぜひ弁護士にご相談ください。
今回解説したようなことを言ってもセクハラをやめないような加害者本人や会社に対してご本人が直接向き合うのは、精神的に負担が大きいものです。
弁護士にご相談いただければ、ご依頼者様がセクハラ加害者本人や加害者と直接対峙することなく、ご自身の主張を伝えることができますので、ご依頼者様の精神的負担が軽減できますし、時間や手間も省けます。
また法的な知識や経験をもとに、被害に見合った慰謝料額を算出して請求することもできます。
弁護士に相談していただければ、セクハラ被害者にとって最善の解決策を提案いたします。セクハラに泣き寝入りをする辛い状況を続けないでください。
まずは弁護士法人ALGまでお気軽にお問合せください。
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