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セクハラと認められるメールとは?受けた場合の対処法について

監修
監修弁護士 谷川 聖治 弁護士法人ALG&Associates執行役員

業務を円滑に遂行するにあたって欠かせないメールですが、会社の上司や取引先の担当者などから、業務に関係のない性的な内容やプライベートに踏み込んだ内容のメールが送られてきて困っている方は少なくないといわれています。

「セクハラ」というと直接身体に触られたり、卑猥な発言をされたりするのをイメージするかもしれませんが、メールがセクハラになることもあります。

しかし、実際、メールでセクハラを受けている方は「メールだけだし・・・」となかなか周りに相談しにくく、一人で悩みを抱え込んでいる方がたくさんいらっしゃいます。

そこで、本記事では、“セクハラになるメールの例“や”メールでセクハラを受けた場合の対処法“など、

「メールでのセクハラ」について、詳しく解説していきます。

メールだけでもセクハラは成り立つ

そもそもセクハラとは、「相手の意に反する不快な性的な言動」を指します。

身体を触る、性的行為を強要するといった実際行われた行為だけでなく、言葉によるセクハラも含まれますので、メールでセクハラ被害を受けることもあり得ます。

仕事上必要なメールの延長線上に、セクハラメールが存在します。

セクハラメールは、メール送信者に性的な意図があったり、下心があったり、メール受信者がメールの内容を読んで不快な気持ちになったりするのが特徴です。

セクハラになるメールの例

セクハラになるメールは、主に次のようなメールが挙げられます。

  • プライベートを詮索してくるメール
  • 業務に関係がないメール
  • しつこく誘ってくるメール
  • 用紙や服装に対するメール
  • 女性差別をするメール
  • なれなれしいメール

次項でそれぞれ具体例を交えて解説していきます。

プライベートを詮索してくるメール

明確に性的な内容を含むメールでなくても、私生活を詮索してくるメールはセクハラにあてはまる可能性があります。

私生活をしつこく聞くのは、口頭だけでなくメールであっても許されるものではありません。

具体的には、次のような内容のメールが挙げられます。

  • 休日の予定をしつこくメールで聞いてくる
  • 恋人の有無、結婚の予定の有無などをメールで聞いてくる
  • 行動を監視するかのように、1日の出来事を事細かくメールで報告させる
  • 恋人や配偶者との性生活についてメールで聞いてくる など

業務に関係がないメール

職場の上司や先輩、同僚から業務に関係のない、性的な意図をうかがわせるメールがしつこく送られてくるのはセクハラメールに値するでしょう。

具体的には、次のような内容のメールが挙げられます。

  • 毎日、「おはよう」、「おやすみ」というメールが送られてきて、返信を強要される
  • メールに卑猥な画像が添付されてくる
  • 上司自身の性的な情報をメールで報告される
  • 好意をもっているとほのめかすメールが送られてくる

しつこく誘ってくるメール

性的な誘いのメールはそれ自体がセクハラに該当しますし、性的な意図が明確でなくとも、それをうかがわせるようなしつこく誘ってくるメールはセクハラにあてはまる可能性があります。

具体的には、次のような内容のメールが挙げられます。

  • 業務終了後、飲みに行こうとしつこくメールで誘ってくる
  • 昼食は毎日一緒に食べるようにとメールで強要してくる
  • 何度もメールで交際を申し入れてくる
  • 性的な関係を求めてくるメールが執拗に送られてくる など

容姿や服装に対するメール

容姿や見た目、服装、髪型などについての発言はセクハラになり得ます。

発言だけでなく、メールで送ってくることも同様です。

具体的には、次のような内容のメールが挙げられます。

  • 「胸が大きいけど何カップあるの?」とメールで尋ねてくる
  • 毎日の服装の評価をメールでしてくる
  • 見た目が好みだと好意をもっていることをメールで何度も伝えてくる
  • 「髪切ったみたいだけど失恋でもしたの?」とメールで聞いてくる など

女性差別をするメール

女性を差別したり軽視したりする内容のメールはセクハラに該当する可能性が高いです

具体的には、次のような内容のメールが挙げられます。

  • 「女のくせに・・・」、「女性なんだから・・・」、「だから女は・・・」といった文言が入ったメールが送られてくる
  • 友人同士でもないのに、上司からメールでの呼び名を「●●ちゃん」といわれる
  • 女性社員だけに、お茶くみをするようにメールで指示される
  • 「女性は楽な仕事ばかりでいいね」とメールでいわれる など

なれなれしいメール

あくまでも会社は仕事をする場所であり、仕事上の関係性で、友達ではありません。

職場の人と距離を縮めたい、仕事をしやすくしたいといった気持ちで加害者に悪気がなくても、なれなれしいメールで被害者側が不快に感じればセクハラになり得ます。

具体的には、次のような内容のメールが挙げられます。

  • ハートマークの絵文字がついたメールが送られてくる
  • 勝手につけたあだ名や愛称、下の名前で呼ぶ など

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メールでセクハラを受けた場合の対処法

実際にセクハラメールを受け取ったときにどうしたらいいのかと悩まれるかと思います。

そこで、メールでセクハラ被害に遭った際の対処法を次のとおりご紹介します。

  • セクハラメールの証拠を確保する
  • 上司や会社の窓口へ相談する
  • 弁護士に相談する

次項でそれぞれ詳しく解説していきましょう。

①セクハラメールの証拠を確保する

メールでのセクハラ被害を訴えるのであれば、何よりも証拠の確保が大切です。

メールが送られてきて不快に感じて削除したくなるのも理解できますが、決して削除せずに、メールの文面をしっかり保存しておいてください。

メールを証拠として保存する方法は、主に次の3つがあります。

  • 受信したメールを添付ファイルに転送する
  • 受信したメールのスクリーンショットを撮る
  • 受信したメールを印刷する

できれば「改ざんされたメールだ」と否定されるのを防ぐために、すべての方法で証拠を確保しておくと安心です。

また、証拠を確保する際は、セクハラにあてはまるかの判断をするにあたって前後のやりとりが重要となりますので、前後のメールも併せて保存しておくと有用です。

②上司や会社の窓口へ相談する

証拠を確保できたら、上司や会社の相談窓口へ相談することをお勧めします。

まず上司に相談する場合は、信頼のおける上司に相談しましょう。

相談する相手を間違ってしまうと、社内のほかの人に相談内容を流布されて二次被害に遭うおそれがあります。また、流布されなくても、話を聞くだけで終わってしまって何も改善されない可能性もあります。

次に会社相談窓口への相談は、会社にはハラスメントの相談窓口を設置するように義務付けられているため、何かしら会社として問題解決に向けて動いてくれる可能性があります。

ただし、納得のいく対応をしてくれなかったり、相談窓口が設置されているだけで適切に機能していなかったりする会社もあります。

そのほかに、労働基準監督署や労働局、労働組合(ユニオン)などもセクハラ被害の相談ができます。

③弁護士に相談する

上司や会社の相談窓口に相談しても何ら改善がされない場合は、弁護士に相談することをお勧めします。

弁護士に、被害状況を伝えたうえで確保した証拠を示すと、セクハラに該当するかどうかを判断してもらえます。

また悪質性の高いセクハラだと判断される場合には、メール送信者や会社に対して訴えることができ、弁護士がサポートしてくれます。

メールだけでもセクハラになります。ALGの女性弁護にご相談ください。

直接的な身体接触や性的な発言でなく、メールだけでもセクハラにあてはまる場合があります。

上司や取引先の担当者などから送られてくるメールで不快に感じていてお悩みの方は、ぜひ弁護士法人ALGにご相談ください。

弁護士であれば、被害状況を確認したうえで、法的観点からセクハラに該当するかどうかを判断します。

またセクハラと該当する場合には、加害者本人との直接交渉や、加害者本人・会社に対しての慰謝料請求など被害者の要望に応じて、弁護士がサポートさせていただきます。

弁護士法人ALGでは、セクハラ問題を多数解決してきた実績があります。

もちろん解決してきた事件のなかには、メールでのセクハラ問題もあります。

一人で抱え込まずに、ぜひ弁護士法人ALGにお問合せください。

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保有資格弁護士(福岡県弁護士会所属・登録番号:41560)

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