セクハラ被害の慰謝料の請求は弁護士法人ALGへ
【被害者向け】セクハラをやめさせる言い方は?効果的な方法や注意点


職場や取引先、学校などで「これぐらい許されるだろう」、「相手が拒否していないから問題ない」などと考えて、セクハラ行為をする人がいます。
なかには、セクハラの加害者自身が、自らの言動がセクハラになると気付いていない場合もあります。
セクハラ行為を受けているのに我慢し続けていると、セクハラ行為はどんどんエスカレートしていき、被害者はさらに精神的に疲弊してしまい、取り返しのつかないことになるおそれもあります。
そのため、加害者本人に対して不快に思っていること、やめてほしいことをしっかり伝えることが大切です。では、どのように言えばいいのでしょうか。
そこで、本記事では・・・
- セクハラをやめさせる効果的な言い方
- セクハラを指摘する際に気を付けること
など、「セクハラをやめさせる言い方」に焦点をあてて、セクハラ被害者の方へ参考となるように解説していきます。
目次
セクハラを受けたら拒否の姿勢を示す
職場や取引先、学校などでセクハラ被害を受けているのに、“周りに知られたくない”、“波風を立てたくない”、“報復が怖い”などの理由で、セクハラ行為を我慢している人が多くいらっしゃいます。
セクハラ行為をする加害者は、自らの言動がセクハラにあたると自覚していない人が多いです。
そのまま放っておくと、セクハラ行為がエスカレートして、被害者の身体や心が病んでしまうおそれがあります。
したがって、セクハラをされている苦痛な現状を打破するため、相手にその性的な発言や接触がセクハラにあたることや、不愉快に思っていること、やめてほしいことを率直に伝えて、拒否の姿勢を明確に示すことが大事です。
あいまいな態度を示していると、「合意の上だ」、「決して嫌がってはいなかった」などと反論される可能性があるので、誰が見ても明らかに拒否していると受け取れる発言や態度をとることが大切です。
セクハラをやめさせる効果的な言い方は?
セクハラをやめさせるにはどのような言い方が効果的なのでしょうか。次項では、主な効果的な言い方をみていきましょう。
冷静かつ毅然とした態度で伝える
セクハラの加害者は、被害者が嫌だと感じていると気付いていなかったり、逆に喜んでいると思い込んでいたりして被害者の感情について誤解していることがあります。
ですから、セクハラ行為を受けた場合には、まずは冷静かつ毅然とした態度で「不快に思っている」としっかりと伝えてください。
険悪な雰囲気にしたくないと考えて、笑って冗談っぽく伝えてしまうと相手に正確に伝わらない場合もありますので、勇気を出してはっきりと伝えるように心掛けてください。
相手に後悔させるように諭す
非常にまれに自らの言動が問題であると気付きながらやっている人も中にはいますが、ほとんどの人が自らの言動がセクハラ行為にあたると気付いていません。
そのため、セクハラをやめさせるためには、相手に対して自らの行為がセクハラだと気付かせて後悔させる方法があります。
例えば、セクハラ行為を受けたら、次のように言い返すのが有効的です。
- 「それ、セクハラですよ」と真顔で言う
- 「その言い方は問題発言ですよ。注意したほうがいいですよ」と心配している雰囲気を出しながら言う
- 「不愉快ですので、やめてください」とはっきりと言う など
疑問形で返す
不快な発言には、質問返しや聞こえないふりなどの疑問形で返すのが効果的です。
そうすれば、相手は、あなたが不快に感じていることに気づいたり、繰り返し発言することを恥ずかしがったりして、言う気が失せるでしょう。
具体的には次のような返し方です。
- 同じ質問を相手に返す
(例)「なぜ子供作らないの?」と発言をされたら・・・「なぜ子供を作ったんですか?」と返す
- 聞こえないふりをして聞き返す
(例)「彼氏いないの?」と発言をされたら・・・「え?なんていいました?」と何度も聞こえないふりをして返す
セクハラをやめてもらえない場合の相談先は?
セクハラ行為をやめてほしいと伝えてもやめてもらえない、もしくはやめて欲しいと伝えたらセクハラ行為が悪化したなど改善が見られない場合は、社内や外部機関に相談しましょう。
具体的な相談先には次のようなものがあります。
【社内】
- 信頼できる上司や同僚
- 人事部やコンプライアンス窓口
- 労働組合・ユニオン
【外部機関】
- 労働基準監督署「総合労働相談コーナー」
- 労働局「雇用環境・均等部(室)」
- 法務省「みんなの人権ホットライン」
- 法務省「女性の人権ホットライン」 など
CONTACT
まずは専任の受付職員が丁寧にお話を伺います
- 24時間予約受付
- 年中無休
- 通話無料
- ※事案により無料法律相談に対応できない場合がございます。
- ※法律相談は、受付予約後となりますので、直接弁護士にはお繋ぎできません。
セクハラが改善されない場合は法的措置をとる
社内や外部機関に相談しても、加害者本人に開き直られたり、会社が何の対応もしてくれない場合は、セクハラ問題の根本的な解決ができません。
社内や外部機関に相談しても何の解決もできなかったときは、セクハラ被害に遭って精神的苦痛を受けたとして慰謝料請求をする手段があります。
職場においてセクハラに遭ったときは、加害者本人だけでなく会社が使用者責任を負う場合や会社の対応が債務不履行ないし不法行為になる場合には、会社に対しても慰謝料請求が可能です。
なお、セクハラ被害での慰謝料請求の相場は、30万~300万円程度です。各事案におけるセクハラの態様、両者の関係、セクハラ行為の反復・継続性などによって、裁判所に認定される精神的苦痛の程度が異なります。
セクハラの慰謝料請求は弁護士に相談を!
セクハラ被害の慰謝料請求を検討する場合は、一人で対応するには限界があります。弁護士に相談・依頼して進めていくことをお勧めします。
弁護士に相談・依頼すれば、次のようなメリットがあります。
- 有効な証拠の集め方についてアドバイスしてもらえる
セクハラの慰謝料請求をするには、セクハラ被害を立証するための証拠が重要です。また、セクハラを社内や外部機関に相談する際も証拠は必要です。
しかし、セクハラ被害は誰もいない密室で行われることが多く、証拠収集が難しいと言われています。
弁護士であれば、個別の事情にあわせてどのようなものが有効な証拠になるのか、どのように集めればいいのか、などを具体的にアドバイスできます。
- 加害者本人や会社と直接対峙せずに、交渉、裁判を進めることができる
セクハラ被害を受けて、ただでさえ精神的に参っているところに加害者本人や会社と直接向き合ってやりとりするのは非常に難しく、さらに精神的負荷がかかります。
弁護士であれば、代わりに加害者本人や会社と交渉でき、仮に裁判に発展しても代わりに手続きを行いますので、精神的負担は軽減でき、時間や手間も省けます。
- 被害者にとって最善の解決策を提案してくれる
弁護士であれば、被害の状況を確認し法的な観点からセクハラ行為にあたるかを判断して、慰謝料請求するならどれぐらいの慰謝料額を請求できるか、どのように加害者本人や会社と交渉するのが最適かなどアドバイスして、セクハラ問題の解決策を講じてくれます。
セクハラを指摘する際に気を付けること
セクハラ加害者にセクハラをやめてもらいたいと指摘する際は、相手を罵ったり、追い詰めすぎたりしないようにしましょう。
あくまでも、冷静かつ毅然とした態度で伝えるようにしてください。
言い方次第では、セクハラ加害者が逆恨みするおそれもあります。
周りに「悪者にされた」と吹聴したり、無謀な仕事量を押し付けたり、インターネットに悪口を投稿したりと嫌がらせしてくる可能性がありますので、充分に配慮しながら指摘するように心掛けてください。
セクハラ加害者の逆恨みに関して、下記ページで詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
セクハラ被害への対処法でお困りなら、一人で悩まず弁護士にご相談下さい
セクハラ被害に遭って苦しんでいる方は、まずは強い気持ちをもって、はっきりとセクハラをする加害者に対して「NO」と伝えることが大切です。
セクハラをやめさせる言い方は、本記事で解説してきましたので、ぜひ参考になさってください。それでも、セクハラ被害が止まないようであれば、ぜひ弁護士法人ALGにご相談ください。
弁護士であれば、ご自身に代わって、加害者本人や会社と交渉することが可能です。法的な観点から妥当と思われる慰謝料請求や職場環境の改善を求めることができます。
弁護士法人ALGはセクハラ問題を多数解決してきた実績があります。
最善の解決策を導けるよう尽力しますので、まずはお気軽にお問合せください。
CONTACT
まずは専任の受付職員が丁寧にお話を伺います
- 24時間予約受付
- 年中無休
- 通話無料
- ※事案により無料法律相談に対応できない場合がございます。
- ※法律相談は、受付予約後となりますので、直接弁護士にはお繋ぎできません。
CONTACT
まずは専任の受付職員が丁寧にお話を伺います。
- 24時間予約受付
- 年中無休
- 通話無料
※事案により無料法律相談に対応できない場合がございます。※法律相談は、受付予約後となりますので、直接弁護士にはお繋ぎできません。