※インタビュー内容は取材当時のものになります。
私は事務職の経験がなく、法律の知識も全くなかったので、転職活動に向けて、法律事務のスキルが学べる講座を受講していました。資格の取得後、未経験でも入所可能な法律事務所を探していた中でALGの募集を見つけ、講師の先生に相談したところ、「特定の分野に特化した事務所で、事務所の特徴などからもとても面白い事務所だと思う」とのアドバイスをいただき、応募を決めました。
民事・刑事事業部に所属し、弁護士とともに案件の事務担当につき、交通事故の被害に遭われた方の示談交渉の代理業務のサポートを行っています。主な業務はクライアントや保険会社等との電話対応、書類の作成・発送、郵便物の対応などです。それに加えて、書籍の管理、時効の確認、事務の新人教育等を担当しています。
私の中で、法律事務所は少し重たい雰囲気をイメージしていましたが、ALGは明るく開放感のある雰囲気だと思います。数人で事案について相談し合ったり、すれ違った職員同士が気軽に会話したりと、コミュニケーションの活発な事務所です。また、事務員は女性が多く、それぞれ自分の好きなキャラクターのグッズをデスクに置いたりしています。
民事・刑事事業部は、弁護士も事務も優しく、穏やかな方が多いと思います。弁護士というと話しかけづらいイメージがあるかもしれませんが、民事・刑事事業部の先生方は事務と対等に接してくださり、質問に対しても、専門知識のない私にも分かりやすいように説明してくださります。事務も社歴に関わらず気軽に話しかけやすい雰囲気でとても仲が良く、個人的には先輩や同期と仕事後にご飯に行ったり、休日も遊びに出かけたりしています。
事務の皆さんの仕事ぶりに驚いた記憶があります。民事・刑事事業部は、一つの案件につき一人の事務が担当につきますが、事務の皆さんの電話応対を見て、数十件もある自分の担当案件の内容を全て把握されている様子に驚くと同時に、自分にできるか不安にも思いました。ですが、OJTを自分のスピードに合わせて進めていただけたことと、先輩方へ気軽に質問しやすい環境のおかげもあり、すぐに不安は解消されていきました。
終業後の切り替えを意識するようにしています。入所当時は、「もっとこう伝えたら良かったな」などと考えてしまい、疲れが取れないまま、翌日を迎えることが多くありました。疲れを引きずると仕事の効率も落ちてしまうので、考えすぎないように、帰りの電車内で本を読むようになりました。本を読むことで一度頭の中がリセットされ、仕事とプライベートの切り替えが上手くできるようになったと思います。
クライアントと同じ目線でいられるように意識しています。交通事故の被害に遭われたクライアントは、弁護士に相談するのが初めてという方がほとんどです。知識を深めることはもちろん大切ですが、自分の知っていることが当たり前とは思わず、常にクライアントに寄り添った対応ができるように心がけています。また、民事・刑事事業部は案件ごとの担当制ではありますが、カバーし合って、チームで仕事を進められるように、周囲に気を配ることも意識しています。
交通事故の被害に遭い、入院した直後から、約2年半にわたり担当したクライアントがいました。弁護士の先生のご活躍によって、クライアントの予想を大きく超える示談結果となり、「的確できめ細やかな対応のおかげで治療に専念することができました。相手方保険会社との煩わしいやり取りもなく、驚くほど早期に職場へ復帰することができました。」と言っていただけた際には、精神的にもお力になれた気がしてとても嬉しく思いました。
人間関係の良い環境で働けていることです。職場の人間関係で悩む方は少なくないと思います。優しい弁護士の先生方、尊敬できる先輩方、助け合える同僚たちに囲まれて働けていることはとても貴重だと感じています。事務員同士はとても仲が良いですが、距離感はそれぞれの自由であり、強制的な飲み会もありません。
入所してから様々な案件を担当し、経験を重ねて、より複雑な案件の担当を任せていただくことが増えていきました。交通事故は、一つとして同じものはありませんが、案件の対応の中で、これまでの経験を活かすことができたときに成長を感じています。また、これまでの取り組みを評価いただき、チーフを任せてもらえることになったときには、とても嬉しかったです。
9:30に出社し、まずメールチェック、郵便物の仕分け、各弁護士のスケジュール確認をします。そのあと、タスクを洗い出し、整理して、業務に取り掛かります。お昼休憩を終え、午後の分の郵便が到着したら、またタスクを整理して、クライアントや保険会社などとの電話対応もしながら、業務を進めます。18:30に終業です。残業はほとんどしたことがありません。
私は新人教育を担当しているため、直近の目標は、新人の方々が各業務を一人でできるようにすることです。私自身もまだまだ勉強中なので、一緒に成長していけたらと思っています。また、部署全体の目標達成に向けて、業務の効率化や改善提案を積極的に行い、働きやすい環境づくりに貢献していきたいと思っています。
コミュニケーション能力があると良いのかなと思います。お話が上手でないといけないということではなく、事務員が弁護士とクライアントの間に入り、窓口となることも多いため、正確に話を共有できるように、聞く力・伝える力が必要になるかと思います。また、事案について相談し合うことも多いので、話しかけやすい環境づくりのために、職員同士でのコミュニケーションも大事になるかと思います。
弁護士事務所と聞くと、敷居が高く思われますが、ALGは弁護士と事務員の距離が近く、色々なところから会話が聞こえてきます。私は法律に関する知識も、事務の経験も全くありませんでした。私と同じように未経験で不安に思われている方にとってALGは、和気あいあいとした雰囲気の中で、自分のペースで学んでいける場所だと思います。