※インタビュー内容は取材当時のものになります。
思いがけず転職活動をすることになり、次に進むべき道を迷っていました。
人生最後の転職活動にしたい!と思い、今まで経験したことのない業種・職種にも挑戦してみようと思い、興味のあった総務や経理の求人をメインに探していたところ弁護士事務所の総務、しかも未経験可、社会人経験10年以上も可!という、ALGの求人を見つけ、即応募いたしました。
主に弁護士の採用に関する業務を担当しています。ロースクールに通っている方々に向けての事務所説明会の対応や、実際にご応募いただいた方へメールでのやりとりなどを行っています。
「弁護士の採用」という弁護士事務所以外では決して関わることのない業務内容に、始めは戸惑う事ばかりでしたが、最近やっと少しずつ楽しさを感じられるようになりました。
採用関係以外では、各部署から依頼される備品の発注や、全国にある拠点からの依頼に対応しています。こちらも始めたばかりの時は依頼されている内容すらサッパリ分からない、という状態でしたが、先輩方に丁寧に教えていただき、今では自分一人でも答えられる内容が1つ2つと増えてきたかな、と思っています。
とても快活で、仕事もテキパキとこなしている印象です。
その中でも、ふとしたタイミングで交わされる談笑や、自然と生まれる和やかな雰囲気から、チームの温かさや一体感が感じられます。
皆さん本当に優しく、細やかな気配りで常にフォローしてくださいます。
右も左も分からない状態でスタートした私に、丁寧に時間をかけて教えてくださったおかげで、少しずつできることが増えてきたように感じています。
仕事に集中する時はしっかりと集中しつつ、一息つくタイミングでは、私のたわいない世間話にも笑顔で付き合ってくださり、そのひとときが私にとってのリフレッシュになっています。
私がいる人事・総務部では全国の拠点の弁護士や事務の方から様々なご連絡をいただきます。
入所して半年ほどは、どこの拠点のどなたから電話がかかってきたのか分からず、弁護士なのか事務の方なのかすら分かりませんでした。
ですが、同じ総務部の先輩方はどの方がどこの弁護士で、どの方が事務の方で、どの拠点にいて、役職は○○で、と把握していることが一番の驚きでした。
一生かかっても覚えられる気がしない…と不安に思っていましたが、電話を取る回数を重ねたり、やりとりが増える中でだんだんと覚えられてきました。
仕事のためにプライベートを充実させ、プライベートのために仕事を充実させる——そんな相互のバランスを大切にしています。
私はオン・オフの切り替えがあまり得意なタイプではないので、仕事で落ち込むとプライベートも楽しめなくなってしまいますし、逆にプライベートでの出来事が仕事に影響を与えてしまうこともあるかもしれません。
だからこそ、どちらか一方に偏ることなく、どちらも自分なりに納得のいく過ごし方や成果を得られるよう、日々心がけています。
「誰かに確認する、誰かと確認する」を最も大切にしています。
まだ入所してから1年未満で、自分ひとりで判断できることが限られていると感じているからです。
以前、自分自身だけの判断で対応した結果、大失敗してしまった経験があり、それ以降はこれまで以上に「誰かに確認する、誰かと確認する」という意識を強く持つようになりました。
今後も、確実性を大切にしながら丁寧に業務に取り組んでいきたいと考えています。
入所して最初に任された仕事は、会議室用のイスの入れ替え業務でした。18脚のイスを、素材・サイズ・予算などの条件を踏まえて最適なものを選定し、納期の確認、施設への作業届の提出、実際の納品・組立、そして既存のイスの廃棄まで、一連の業務を担当しました。
これまで経験のなかった業務でしたが、初めて最初から最後まで責任を持ってやり遂げることができ、納品を終えてイスがきれいに並んだ光景を見たときには、大きな達成感がありました。
上司から「お疲れさま!」と声をかけていただいたことも印象に残っており、総務部としての第一歩を実感できた出来事です。
ほぼ定時で帰れること、カレンダー通りのお休みが取れることがとても嬉しいです。
今後も長く働きたいと思っているので、仕事もプライベートもちゃんと大切にできる環境が整っていてよかったな、と感じます。
大きなエピソードはないのですが、入所当時は皆さんが話している内容も分からず、出来ることも本当に少なく、「今後私は役に立てるのだろうか…」と不安を覚えた時期もありました。今は、少しずつですが自分だけでできる業務も増え、任せていただける仕事も増え、1歩ずつ成長できているのかな?と感じる瞬間があります。
総務部は、決まったルーティンのような業務がないので日々各拠点の依頼や差し込みの業務に対応しています。
朝のうちにおおよそのスケジュールを組み、上司と確認しすり合わせています。
入所当時に上司から、予定に隙間を作って差し込み業務に対応できるスケジューリングをするようにと教えていただいたので、なるべく余力をもって予定を組むように意識しています。
大きな目標を立てるにはまだ時期尚早かな、と思っているので、まずは1年を通して人事・総務部としての業務を経験したいと思っています。
まだまだ携わっていない業務がたくさんあるので、今後はそういった業務にも携われるようになることが目先の目標です。先輩方のように何を聞かれても、スッと答えられるようになりたいと日々感じながら業務に取り組んでいます。
一般的な会社とは違い、法律事務所ならではの業務や用語が出てきます。
そういった業務等を、教えていただくだけではなく自分から調べたり知識を身に着けよう!という気持ちがある方は、たくさん吸収できると思います。
困っている方々の力になる——そんな社会貢献性の高い弁護士事務所で、私は人事・総務部に所属しています。直接クライアントと関わる機会は多くありませんが、各拠点で奮闘する弁護士や事務スタッフを支えることで、間接的にでも誰かの助けになれていると感じています。どの部署であっても、その先にいる誰かの「助かった」「ありがとう」につながる——そんな実感が持てるのが、この仕事の大きな魅力です。